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一泊と四季A night, four seasons
十五時間を、水の速さで。
一泊の流れOne night
十五時の到着から、
翌朝六時の散歩まで。
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到着
雨上がりの石畳を、行灯の灯りが部屋まで案内します。車の音が届かなくなるのは、門から三十歩目のあたりです。

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お部屋へ
お茶と、湧水でつくったわらび餅をお出しします。夕食まで、どうぞ何もしないでお過ごしください。

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湯
日が落ちるころの露天風呂がいちばんです。湯気と川霧の境目がなくなっていきます。

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夕餉
谷のものを、谷の水で。五つの皿を、お部屋でゆっくりと。

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夜
谷のまわり十キロに、街灯はひとつもありません。晴れた夜は、テラスに毛布と温かいほうじ茶を用意しておきます。

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朝の散歩
苔の石段をのぼって、湧水の源まで。霧が上がるまでの一時間がいちばん静かです。

四季Four seasons
同じ窓に、四つの季節。




森の間の窓から
芽吹き
山桜は、谷の上のほうから順に咲いていきます。四月の半ばには、窓の外がいっせいに若葉の色になります。
青時雨
青葉に降る雨を、青時雨(あおしぐれ)と呼びます。苔がいちばんきれいなのは、梅雨の晴れ間です。
紅葉
楓が色づくのは、谷の底がいちばん遅い。十一月の二週目ごろが見ごろです。
雪見
雪の日は、音が消えます。川の音だけを残して。送迎車はタイヤを替えてお迎えに上がります。
まわりの散歩道Walks
霧が上がるまでの、
一時間。
宿の裏から、苔の石段をのぼって湧水の源まで、片道二十分ほど。朝は、長靴と傘をお貸しします。
- 湧水の源
- 徒歩20分(石段)
- 谷の吊り橋
- 徒歩10分(平坦)
- 酒蔵
- 送迎車で15分(見学は予約制)
