Night, under glass.
夜は、ガラスの中に。
文字盤は、銅の結晶を閉じこめたアベンチュリンガラス。星は印刷ではありません。厚さ0.45ミリの層のなかに、深さの違う結晶が散らばっています。
Loading the moon月を、呼んでいます
架空のブランドによるデザインスタディです
OBOROTsukiyomi · Ref. TK-29.5
月を、手首に。
直径4.4ミリの月が、今夜の空とおなじかたちで満ち欠けする。
京都・東山の工房、朧(おぼろ)の最初の時計。
Scroll月の出へ
01Tsukiyomi
夜空を、四十ミリに。
ツクヨミは、月を読む神の名前です。文字盤には星を閉じこめたアベンチュリンガラス、六時の位置には隕石から削り出した月球。時と分と秒、そして月齢だけを、機械の力で静かに刻みつづけます。
02Aventurine
夜は、ガラスの中に。
文字盤は、銅の結晶を閉じこめたアベンチュリンガラス。星は印刷ではありません。厚さ0.45ミリの層のなかに、深さの違う結晶が散らばっています。
傾けると、星がずれる。
手前の結晶と奥の結晶は、見る角度によって互いにずれていきます。腕を少し返すだけで、夜空の奥行きが変わる。10時から4時へ、うっすらと天の川も流れています。
六時の位置に、月。
インデックスをひとつ外し、その場所に月を置きました。まわりの目盛りは月齢。小さな金の三角が、今夜が何日目の月かを指しています。
03The Moon
隕石から、月を削る。
月球は、月から地球へ落ちてきた隕石を、直径4.4ミリの球に削り出したもの。クレーターは職人がタガネで一つずつ彫り起こします。明るい半球と暗い半球の境目が一日に12.2度ずつ回り、満ち欠けを描きます。
Moon age 月齢
00.0/ 29.5
朔Sakku
Illumination 0%
スクロールで、ひと月をめくる
04Calibre O-29
ひと晩の解剖図。
312の部品と33の石。ケースを開くと、月を動かすためだけの機構が、文字盤の下にひっそりと隠れています。
05Precision
122年に、1日。
One day in a hundred and twenty-two years.
月の満ち欠けの周期は、29日12時間44分2.9秒。一般的なムーンフェイズは59歯の歯車でこれを29.5日と数えるため、2年8か月で1日ずれます。ツクヨミは135歯の月齢車で、そのずれを122年に1日まで縮めました。
06Atelier
誰も見ない場所まで。
i
受けの表面には、重なりあう波の筋目。スイスの伝統仕上げ「コート・ド・ジュネーブ」を、京都の文様で描き直しました。一枚の受けに、およそ六時間。
ii
受けのすべての縁を45度に削り、鏡のように磨き上げます。光が一筋の線になって走るまで、すべて手作業で。
iii
ネジは約290度で焼き、青く色づいた一瞬で火から下ろします。受けの穴石には、人工ルビーを33石。
iv
1秒に8回、1時間に28,800回。耳を近づけると聞こえるのは、この音です。
07Bespoke
あなたの一本に、仕立てる。
Ref. TK-29.5-PT-YR-SM
¥38,500,000税込・架空の価格です
08Edition
二十九夜、二十九本。
エディションは、ひと月の夜の数とおなじ29本。一本ごとに、その夜の月の名前を裏蓋に刻みます。
Available 11/ 29
No.13
十三夜
Jūsan-ya
Available
09Private viewing
内覧は、月の出る夜に。
ツクヨミは、京都・東山のアトリエでのみご覧いただけます。満月の夜は閉館のあと、屋上で本物の月と並べてお見せしています。
Next full moon—